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アンダンテトップ > 楽器博物館刊行物(図録・CD・DVD) > 博物館CD、DVD > コレクションシリーズ31 ラ・ヴァルス 〜華麗なるデュオ・ピアノの芸術〜
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商品記号 4530835109105
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演奏:第1ピアノ:小倉貴久子 第2ピアノ:佐藤卓史 フランスでは、19世紀後半から20世紀前半にかけて、2台ピアノのための素晴らしい作品 が数多く作曲されています。両側に鍵盤をもち、響板とケースを共有するデュオ・ピアノは、 この頃のプレイエル社、エラール社などフランスのピアノメーカーが、何台も製作していました。 それだけ、当時需要があったということでしょう。 同じ種類の2台のピアノを揃えることは、なかなか困難なことですが、このデュオ・ピアノは、 響板を共有しているので、響きを完全に融合させることができます。それは1台で行う連弾にも 似ています。しかし、広い面積の響板をもち、ひとりで完全にひとつの鍵盤を占有できる デュオ・ピアノでは、豊かな音響効果をも期待できるのです。このような楽しいアイディアが 搭載された珍しいピアノは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、たくさん発明、製作されて いました。 しかし、現代ではそのような豊かな価値観を楽しむ余裕が、製作者にも演奏家にもなくなって しまったのか、生産されるピアノの形はオーソドックスなものだけとなってしまいました。 当アルバムで演奏しているデュオ・ピアノは、1925年製のプレイエルですので、当時の 軽やかで色彩的な音色も、大きな魅力のひとつとなっています。 共演の佐藤卓史さんは、今、最も注目される若手ピアニストのひとりです。学生時代から フォルテピアノに興味をもたれ、私のもとで熱心にフォルテピアノ奏法も研究しています。 二人で同じ響板を共有しながら、さまざまな音色や表現を試みたレコーディングの数日間、 ソロ・ピアノの世界とも、他の楽器とのアンサンブルとも違う、興味深い世界を満喫しました。 そして、華やかで楽しく、洒落たアルバムが出来上がりました。 19世紀末から20世紀にかけてのフランスの管弦楽の響きやエスプリを、デュオ・ピアノの演奏で 楽しんでいただけましたら嬉しいです。 (小倉貴久子ライナーノーツより) <演奏曲目> -3つのロマンティックなワルツ(E.シャブリエ)- (1〜3) 1 とても早く、傲然と 2 中庸テンポのワルツ 3 生き生きと 4 リンダラハ(C.ドビュッシー) 5 交響的二重奏曲 作品117 1905刊(C.シャミナード) 6 ラ・ヴァルス(M.ラヴェル) -スカラムーシュ 作品165b(D.ミヨー)- (7〜9) 7 活発な 8 ほどよく 9 ブラジレイラ ー8つの異国風の舞曲(J.フランセ)- (10〜17) 10 パンビッシェ 11 バイヨン 12 灰色のヌーベ 13 メレンゲ 14 マンボ 15 おそいサンバ 16 マランベアンド 17 ロックン・ロール 18 エレジー(F.プーランク)
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